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たもぎ茸とは
たもぎ茸
たもぎ茸は、日本を代表する健康食材の一つであり、その効能と栄養価の高さから注目を浴びています。この貴重なキノコは、古くから和食や伝統医療において利用されてきました。たもぎ茸には、豊富な栄養素が含まれており、その中でもβ-グルカン、エルゴチオネインなどが特に注目されています。
β-グルカン
β-グルカン(Beta-glucan)は、多糖類の一種であり、植物や菌類、微生物などさまざまな生物の細胞壁に存在するポリ糖です。β-グルカンは、特に酵母やきのこ類(例:シイタケ、エノキタケ)、大麦、オート麦などの穀物に高濃度で含まれており、免疫調節や健康促進の効果が注目されています。主に二つの形態があります:1,3-β-グルカンと1,4-β-グルカンです。これらの形態によって、免疫系への影響や生物学的な効果が異なることが知られています。
免疫系への主な効果としては、免疫細胞の活性化や免疫応答の調節があります。免疫細胞(例:マクロファージ、自然キラー細胞、樹状細胞)は、β-グルカンによって刺激され、炎症や感染症に対する防御反応を促進することが報告されています。また、免疫系のバランスを整え、過剰な免疫反応を抑制する働きもあります。
さらに、β-グルカンは抗酸化作用や抗炎症作用も示すことが研究から示唆されています。酸化ストレスや炎症は、さまざまな疾患の原因となるため、これらの効果によって健康維持や疾病予防に寄与すると考えられています。
エルゴチオネイン
たもぎ茸には抗酸化力を持つ水溶性のアミノ酸「エルゴチオネイン」という物質が多く含まれています。これはキノコなどの菌類や一部の麴菌に含まれる物質で、継続的な摂取により、記憶力や注意力を維持・改善する機能があることが報告されており、認知症の予防に良いと言われています。エルゴチオネインは、人の体内では生合成できないため、キノコやサプリメントから日常的に摂取することが、脳の老化、認知症の予防に効果的です。
また、エルゴチオネインは、酸化ストレスと関連する細胞のダメージから身体を保護する役割を果たします。酸化ストレスは、細胞内の酸素代謝によって発生する活性酸素種が過剰に生成され、細胞や組織に損傷を与える状態を指します。この酸化ストレスは、老化や慢性疾患の発症、炎症性疾患などに関与しています。
エルゴチオネインは、酸化ストレスによる活性酸素種を直接中和することで、細胞を保護します。また、他の抗酸化物質と連携して相乗効果を発揮することもあります。そのため、エルゴチオネインは、細胞の健康維持や免疫機能の向上に関与し、さまざまな疾患の予防や治療にも期待されています。
さらに、エルゴチオネインは、抗炎症作用や抗アレルギー作用、細胞の再生や修復を促進するなどの効果も報告されています。これらの特性により、エルゴチオネインは健康維持や疾病予防に対する注目を集めています。
たもぎ茸の主な効能としては、免疫力の向上、抗酸化作用、抗炎症作用、抗アレルギー作用が挙げられます。これらの効果により、風邪やインフルエンザなどの感染症への抵抗力を高め、アレルギー反応や炎症性疾患の緩和にも効果が期待されています。さらに、たもぎ茸には消化器系の健康維持や血糖値の調節、コレステロールの低減にも良い影響を与えるとされています。また、認知症の予防や美容効果、抗酸化作用による細胞老化の抑制、ストレスの軽減なども報告されています。
エルゴチオネインが豊富

たもぎ茸の何よりの特長は豊富な栄養面です。唯一無二の抗酸化物質「エルゴチオネイン」が含まれていますので「スーパー健康キノコ」とも言われています。エルゴチオネインの含有量はダントツです。(日本食品分析センター調べ)
認知機能をサポート

たもぎ茸由来のサプリメントを1日4粒毎日摂取したところ、健常者・軽度認知障害の人ともに3か月後には言語記憶力が大幅にアップしました。
軽度認知障害の人と健常者に、タモギ茸から抽出したエルゴチオネイン5mgを配合したサプリメントを摂取してもらったところ、約2か月で認知機能の改善傾向が示され、とくに言語記憶力の改善が見られました。